7 3 6 日目

インターネットでデブヒゲの症状を調べる。でもどの病気も何となく該当していそうでイマイチ確信が持てない。ハッキリと分かる写真が少ない。

可能性がありそうなものを調べると、だいたい治療の仕方は同じだったのでモタモタせずに隔離することにする。該当しそうな薬はもう持っているし、隔離用のペットボトルも設置した。後はデブヒゲを捕まえるだけだ。

ところがこの大事な時に限ってデブヒゲは姿を見せない。きっと向こうはこちらをどこかからジッと見ているはず。出ておいでよ。

隔離用容器 隔離用のペットボトル設置。でも中に入る患者が逃亡中。
隔離用容器 もう10月だから念のためヒーターも近づけておく。
 
 
7 3 7 日目

昼間の留守電に面白い記録が残っていた。“スナック・さつきには六十くらいのババァがいるんだ。いいぞ〜”という知らないおじさんからのお誘い電話。あまりのおもしろさにぴよ観察員は一字一句をメモっていた。

今日こそはデブヒゲを隔離するぞ! と意気込んで捜すものの全く見つからない。水草の中を逃げ回っているに違いない。そう考えたぴよ観察員、水草を抜き始めた。半分以上抜いたところでデブヒゲを発見、ほどなくして身柄を拘束。隔離された。

隔離されたデブヒゲ 隔離用容器に入れられたデブヒゲ。暴れている。
隔離用容器 一瞬動きが止まったところを激写。やっぱり白いモノが付いている。きっと治すからね。
 
 
7 3 8 日目

朝、隔離容器のデブヒゲを見る。昨日よりは元気そう。体に付着している白いものも若干小さくなったように感じる。とりあえず容器内の水を半分捨て、水槽から水を補充しておいた。

夜になって薬浴用の水を作る。“60リットルに50ml入れろ”と書いてあるので、2リットルだと1.66mlかな。薄めるのに使う水は水槽の水。

薬の量を量る 薬の量を量る。0.1g単位で量れるチョッター用の体重計が大活躍。
薬浴するデブヒゲ 薬浴するデブヒゲ。お水は青緑。
薬浴水の準備もペットボトルで。この容器はもらった「ゼロ磁場の秘水」。

とりあえず薬浴を続けて様子を見るしかない。長くなりそう。

 
 
7 3 9 日目

隔離容器の水の取り替え。昨晩作った薬浴水がまだ半分残っているので投入。今日も水は緑。ペットボトルを使った隔離病棟なので水の取り替えは頻繁にする必要がある。

入院していたモニターが帰ってきた。やっと元の環境に戻ったよ。料金は着払いで1万円也。明細を見ると往復分の運賃が入っていない…ラッキー。

モニターが戻ってきたので今まで待っていた作業を処理。良い結果が得られたが時間を見たら朝の4時半だった。寝ます。

薬浴するデブヒゲ 今日も入院するデブヒゲ。とてもつまらなそう。恨んでいるかも。
薬浴するデブヒゲ こちらは元気なミニヒゲとエビ。
 
 
7 4 0 日目

今日もデブヒゲ病棟の水を取り替える。毎日薬浴水を作るのは面倒だが仕方ない。まだ白いモノは取れる気配がない。反対側にも出てきた気がする…。

人間も疲労困憊なのでホメオパシーのレメディをもらって早寝。

エビたち デブヒゲ病棟下のヒーターに群がるエビたち。何やってんだ?
センサーにはりつくエビ 温度センサー部の先端にもはりついている。
センサーにはりつくエビたち もう一人いたのか!
 
 
7 4 日目

どうやら12時間以上眠ったようだ。体調は良くなった。

デブヒゲの体に付いた白いモノはまだ取れていない。そこでピンセットでの物理的除去を試みることにした。

準備完了 除去作戦の準備完了。痛くしないからジッとしててね。
こちらを見るデブヒゲ こちらを見るデブヒゲ。明らかに嫌がっている。

何度もピンセットつまんでは引っ張るが、なかなか思い通りにはいかない。そもそも上手くつかめなかったり、デブヒゲが暴れたり。何度も何度も繰り返してようやく少しは白いモノが減った状況になった。

もういい加減デブヒゲがいやがっているので、キレイにした病室へ戻す。お疲れさま。その後白いモノを引っ張った時に取れたと思われる物体を顕微鏡でのぞいてみた。

顕微鏡で見た白いもの …なんだこれ? 全く分からん…。違うものを見ているのかも。

結局よく分からなかった。

 
 
7 4 2 日目

今日もデブヒゲの水換え。ミニヒゲの様子が少し変な気がする。ちょっと暴れ気味? もう一人は姿が見えないし。

ボンヤリするデブヒゲ ボンヤリ外を見るデブヒゲ。入院が板に付いてきた。
激しく泳ぐミニヒゲ ちょっと様子が気になるミニヒゲ。要注意。
次回の薬浴水 次回の薬浴水は準備済。温度を合わせるため水槽に浮かせてある。
群がるエビたち こちらは今日も群がるエビたち。ワラワラ〜。
 

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