4 日目

相変わらずお母さんは卵を持ったまま特に変化無し。お母さんを隔離するための産院として、たまたま家にあった1リットルのペットボトル(充実野菜)を2本用意。次に赤ちゃんたちが入る汽水用の容器にするために、2リットルのペットボトル飲料(198円)を2本購入。早速上部分をハサミぶった切って赤ちゃん用の水槽を作ってみる。

次は汽水の用意。人工海水の素の説明を読むと、水10リットルに対し350gを入れると海水と同濃度になると書いてある。袋を開けてみると、中には白い粉が入っていた。なめてみるとしょっぱい。とりあえず1リットル作ってみることにする。濃度は70%なので、350g×0.7÷10で約24.5gとなるはず。さっそくセキセイインコ用体重計(正確にはキッチン用)を持ってきて、スプーンで1杯ずつ入れていく。だいたい3杯程度で24gだ。

計量 人工海水の素の重さをを計る。たまたまこのハカリがあったから良かった。上に乗っている計量用の器は「北海かにラーメン」の空き容器。使ったスプーンはコンビニでもらったプラスチック製。

粉はそのままペットボトルに入れ、昨日くみ置きした水を入れてみた。初めはなかなかとけなかったが、しばらくかき混ぜていると急に透明になった。なめてみるとやっぱりしょっぱい。ニオイは…言葉では表現しづらい。特にいやなニオイでは無いけれど。磯の香りはしなかった。微生物の発生に少しは役立つかも知れないと思い、水槽の外部フィルター内の水(少し汚れている)を少し足してみる。エアポンプからつないだチューブの先にエアストーンをつけ、汽水の中に沈めておいた。

ペットボトル 上半分を切り取り、汽水を入れたペットボトル。切り口でへこんでいる所はエアレーション用のチューブが通る所。出っ張っているところは上に載せる(予定の)フタがずれないようにする為のもの。
 
 
5 日目

卵を持ったエビのお母さんのうち、片方の卵の色が少し暗くなったような気がする。両方見比べると分かる。ただそれ以外に特に変わったところは無い。

赤ちゃんが生まれたら別容器に移すのだが、その時に必要になるスポイトを買う。ちょっと管が細い気もするが、とっても小さな赤ちゃんらしいので大丈夫なはず。西友で190円。ついでに無印良品で小さなフタ付きのバケツ(200円)を買う。フタをすると密閉できるもので、人工海水の素をこのバケツに入れた。

 
スポイト
スポイト
バケツ
バケツ

さて、大体の準備が整うと、次はいつ頃お母さんを隔離するべきかが問題だ。バイブルによると、しかるべき時に隔離すればほどなく卵を放り出すらしい。そのまま孵化に移行するように読める。しかし隔離するタイミングは重要なようだ。早すぎるとたいていは放り出すまで時間がかかるだけらしいが、たまに早すぎるまま卵を放り出してしまうお母さんがいるらしい。こうなると孵化するまで卵を維持するのがとても大変なようだ。また遅すぎると他の魚がいる水槽の中で卵を放り出してしまい、子育ては入口で失敗と言うことに。

バイブルに書いてある日数で予想すると、どうも今週末あたりが山場のような気がする。でもいつから卵を持っていたか正確には分からないのでちょっと不安。このあたりの事も含め、「エビ道」の管理人さんに返事メールしてみた。頼りまくり。

 
 
6 日目

すぐに返事のメールがもらえた。いつもすいません。それによると「再来週末が大潮なので、その頃ではないか?」とのご指摘。大潮…そうか、自然のリズムってモンがあるんですね。というわけであっさり今週末は中止し、更にその次の週まで待つことにする。

かなり昔に使っていたエア用のビニルチューブ(青緑色)と、保温用のヒーター・サーモスタットが出てきた。ちゃんと使えるかどうか分からなかったが、これを汽水が入っているPET容器に入れてみた。25度に設定すると水温がそのくらいあるらしく、まだ作動しない。と言うわけですぐとり出す。

片方のお母さんの卵はグレーのままだが、もう片方はやっぱり前より黒っぽくなってきた気がする。

エビのお母さん お腹の卵が黒っぽくなってきたお母さん。逆光で体が透けているのでよく分かる…かな?
 
 
7 日目

エビのお母さんも汽水にも特に変化は見られない。お母さんのいる水槽の水が蒸発のため減ってきている。いつもなら何気なく水を足してしまうところだが今回はちょっと悩む。

バイブルには「お母さんを隔離すると卵を放り出すのは、水質の変化を感じ取っているのではないか?」と言った内容があったから。水を足した結果、その場で卵を放り出されたらと思うと不安だ。と言うわけでいつもより少な目に水を足した。今のところ大丈夫そう。お母さんを隔離するXデーまであと6日となった(予)。

 

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